予防歯科とは、むし歯や歯周病を「予め防ぐ」ための歯医者さんです。日本人は歯医者さんを「痛くなってからいくところ」と考える傾向がありますが、「予防するためにいくところ」と捉え直すことで、たくさんのメリットが得られます。
歯科の先進国では、むし歯や歯周病は予防して当然、という考え方がく根付いており、歯科検診や予防処置も定期的に受けるのが一般的です。80歳になって20本以上の歯が残っている人の数も日本とは比較にならないほど多くなっています。一方で日本国内で予防歯科が普及したのは今から約10年前です。※2020年現在
当院では、皆さまにもそのような素晴らしい口腔環境を保っていただくためにも、30年前から予防歯科診療に力を入れております。だからこそ、虫歯や歯周病にかからないために行う「予防歯科」が、患者さまの健康を守る上で重要であるとの考えを、ひときわ強く持っています。
お口の病気を予防することで、歯を失わないのはもちろん、歯を削る必要もなくなるため、いつまでも健康的で美しい歯や歯茎を維持することができますよ。口腔ケアの専門家である歯科衛生士とともに、二人三脚でむし歯や歯周病を予防していきませんか?
当院の予防歯科は30年(※)に渡る経験から、患者さまのお口の状況に応じてどのような予防を行うと良いかきちんと判断できるのが、大きな特徴です。すべての患者さまに画一的に同じ処置をするのではなく、一人ひとりのお口の状況に合わせて、より適切な予防処置をご提供いたします。
PRESIDENTが調査したアンケートで「リタイア前にやるべきだった後悔」として、「歯科へかかっておけばよかった」が上位にランクインしています。とくに70~74歳の1位は「歯の定期検診を受ければよかった」となっており、人生を振り返った際に改めてその重要性を気付くようです。お口の健康は、食べる、しゃべる、笑うといった人生を豊かにする物事と直結しているだけに、後悔も大きくなるのでしょう。そのため、予防歯科への受診はできるだけ早期に開始した方が良いといえます。※2020年現在
日本でも予防歯科の概念が広まりつつあることで、歯を失う本数も徐々に減ってきました。それでも80歳なったときの残存歯数は、欧米と比較して極めて少ないです。これは今でも「むし歯になってから歯医者に行く」人がたくさんいらっしゃるからです。
国民の9割以上が歯科検診やクリーニングを定期的に受けているスウェーデンは、80歳になってもほとんどの歯が残っているように、予防の重要性は明らかです。「むし歯にならないために歯医者に行く」習慣が身に付けば、私たち日本人の口腔環境も劇的に改善されることでしょう。
お口の健康を維持して人生の質を高めていきませんか?
動をする人も増えてきています。その一環として、お口の健康もしっかり管理していきましょう。自分の歯でしっかり噛めることや、大きな口を開けて楽しくしゃべり、笑うことができるのは、QOL(人生の質)の向上に直結します。
1~3ヶ月に1回程度の歯科検診やクリーニングを受けることで、むし歯や歯周病のリスクは大きく減少します。お口の病気の早期発見・早期治療も可能となりますので、歯科への定期的な受診をおすすめします。スタッフ一同、皆さまのご来院を心からお待ちしております。
虫歯・歯周病を予防するためには、歯科衛生士によるお口のクリーニングや歯磨きのレクチャー、フッ素塗布などを定期的に行っていくことが不可欠です。
当院の予防歯科では、患者さま一人ひとりに担当の歯科衛生士をおつけしています。同じ衛生士が患者さまをずっと担当することで、お口の中の変化にも気づきやすくなり、よりきめ細やかなケアが可能です。
しかも、経験30年(※)の歯科衛生士をはじめ、経験豊富な衛生士が揃っているため、患者さまそれぞれのお口の状態に合わせたケアをご提供できます。
※2020年現在
虫歯・歯周病のチェックやレントゲン撮影、お口の中の写真撮影など検査をしっかりと実施。その検査結果をもとに、予防プランを作成いたします。患者さますべてに画一的な処置をするのではなく、お口の状況に合わせた予防プランを患者さまごとに作成するため、虫歯や歯周病の予防効果が高くなります。
メインテナンス時には、お口の状態をデンタルテンと呼ばれるツールにデータとして保存いたします。継続的にデータを保持できるため、処置開始時からのお口の変化を患者さまご自身の目で確認いただきながら、お口の状態のご説明やセルフケアのアドバイスが可能です。
また、お口の状況や検査結果などがわかりやすいイラストつきの診断書を発行してお渡しします。院内でのお話だけでなく、ご自宅でも診断書を見返していただくことができます。
お口の中には、300種類以上の細菌が存在しています。
例えば、歯周病菌と呼ばれる細菌には何種類もあり、お口の中のその細菌の種類や数によって、歯周病へのかかりやすさには個人差がでます。そのため、歯周病治療においてひと口に「歯周病菌を減らす」といっても、どの菌にどのような対策を取ることが効果的なのかは、患者さまによって異なります。
当院では定期検診の際に、お口の中の細菌の種類や数を特定できる検査を実施。患者さまにより適した虫歯や歯周病の予防・治療に役立てております。
お口の中のプラーク(歯垢)を少しだけ採取して位相差顕微鏡を使って拡大し、モニター画面で細菌の様子を見ると、歯周病菌・虫歯菌・真菌(カビ菌)の種類や多さを調べることが可能です。プラークを採取するだけですので、検査に痛みを伴うことはありません。
虫歯や歯周病のかかりやすさには、個人差があります。それは歯や唾液の質、お口の中の虫歯菌・歯周病菌の種類や量が、一人ひとり異なるためです。つまり、患者さまに適した治療をご提供するためには、それぞれの病気へのかかりやすさを把握することが重要なのです。
そこで当院は、唾液を採取して行う「唾液検査」を実施しています。これは唾液の質や虫歯菌・歯周病の種類と数を把握できる検査です。
このように、「位相差顕微鏡による細菌検査」や「唾液検査」で虫歯や歯周病へのかかりやすさを判定し、患者さま一人ひとりに合った効果的な予防方法をご提案しております。
虫歯や歯周病になっても、治療を受ければある程度は修復可能です。しかし、完全に元の状態に戻すことは不可能なのです。失った歯の機能は詰め物や被せ物で補えますが、一度でも治療を受けた歯は、どうしても寿命が短くなってしまいます。だからこそ、できるだけ治療をしなくて済むお口の環境を保つことが大切です。日頃から予防やメインテナンスを徹底すれば、歯の寿命を長く保てます。自分の歯でしっかりと噛む生活を続けられることは、健康増進や脳の活性化にもつながるというメリットがあります。
歯やお口だけでなく全身の健康のためにも、予防歯科を積極的にご活用ください。そして、健康寿命を延ばして行きましょう。
虫歯や歯周病は生活習慣病です。そのため、生活習慣を改善していけば予防が可能。当院では、患者さまが虫歯・歯周病の症状やその治療のために苦痛を感じないで済むよう、予防歯科に力を入れております。
お口の健康を通じて患者さまの全身の健康をお守りし、QOL(生活の質)を向上させたいと考えております。虫歯や歯周病の発症・再発を防ぎ、お口と体の健康を保つためにも予防に取り組んでいるのです。
しっかり予防しておくと、将来の治療が必要なくなり、体や治療費の負担もなくなるというメリットもございます。また、歯科医療としても、悪くなった歯を治療することだけが大切なのではなく、歯が悪くならないように予防することがより重要だと、私どもは考えています。
当院の予防歯科では、虫歯や歯周病予防のためのさまざまなメニューをご用意しました。患者さまのお口の状況やご希望に合わせてご提供いたします。
検診・歯石取り・歯のクリーニング・フッ素塗布などもご予約いただけます。3ヶ月先のご予約もお気軽にどうぞ。
お口の中を拝見し、歯や歯ぐきの状態を確認します。
患者さまの年齢や生活習慣、お口の状態をもとに、予防プランを立てます。
歯のクリーニングやフッ素塗布、歯磨き方法のレクチャー等をいたします。
STEP1~3を定期的に行っていきます。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | ○ | 〇 | ○ | ○ | × |
午後 | ○ | ○ | ○ | 18時 | ○ | △ | × |
午前:10:00~13:00
午後:14:30~19:00
△:14:30~17:00
休診日:日曜・祝日