■虫歯の初期症状とは?
虫歯の症状といえば、「歯に穴が開く」「歯がジンジンと痛む」といったものがまず頭に思い浮かぶことかと思いますが、初期の虫歯は少し特殊です。歯の表面には穴が開いておらず、歯痛が生じることもありません。唯一の所見としては、歯面に白いシミのような異常が現れることです。これを専門的には白斑(はくはん)や白濁(はくだく)と表現します。皆さんもお口の中を観察して、そうしたシミが出来ていないか定期的に確認しましょう。
初期の虫歯の白斑病変は、表層下脱灰(ひょうそうかだっかい)と呼ばれる現象によって生じます。その名の通り歯の表面の下で歯質が脱灰している状態です。この段階であれば、歯を削らずに治すことが可能です。具体的には、フッ化物の歯面塗布を実施して歯の再石灰化を促します。その結果、表層下脱灰が止まり、虫歯を治すことが可能となります。
ただし、初期の虫歯が発生したということは、口腔ケアに問題があることを意味するため、フッ素塗布だけで治療を完結させるのは難しいです。自宅でのケアをしっかり行えるようにならなければ、再び病態が進行します。歯の表面に穴が開いてしまい、切削処置でなければ治せなくなるので十分な注意が必要です。
そこで有用なのが歯科医院で受けるブラッシング指導です。口腔ケアのプロフェッショナルである歯科衛生士から最適といえるブラッシング法を学びましょう。それを日々のセルフケアに活かすことで、初期の虫歯を予防、あるいは治すことが可能となります。
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